じゃあ僕ら出てるから。唯一の味方だった和弘が教室を出て行ってしまった。しょうがない、あのバカップルは四六時中一緒だ。
___で、どうしようかなぁ。
「ねー虎くん、セーラー服着てよー」
「嫌ですって!!」

ごめんね。

むぅ、と先輩は頬を膨らませる。申し訳ないとは思うけど、無理なものはやっぱり無理で。
「せっかく女の子になったんだから。いつ元に戻っちゃうか分からないし。」
「いや俺は元に戻りたいんです!! それに、その……女装じゃないですか!!」
「でもこのままじゃ男装だよ? 和弘くんとかもう着てるしー」
言葉に詰まる。 いやまぁ確かに___今の体は女だから、このまま学ラン着てても変、ってのは、分かってるけど……
「ね?私の貸してあげるからー!」
「いやでも………っていうか、まさかその為にわざわざアイツら追い出して、」
「そーだよ?」
嘘だろ、と心の中で呟く。とりあえず拒否はしないと。
「でっ、でも、その……そういうのキャラじゃないんで……似合わないですし、いいです。」
「えー?虎くん似合うと思うけどなー」
ぐいっ。
先輩は俺の両頬を挟んで、自分の元へと引き寄せた。
「だってほら………かわいい顔、してるもん。」
する、と指が移動する。先輩の親指が、唇をなぞった。
「唇、ほら……赤くて、つやつやしてて、柔らかい。きれい。」
目元。
「せ、先輩、くすぐったい、」
「じっとしてて?ふふ……きれいな目。オレンジ色、キャンディみたい………舐めてみたくなっちゃうな。」
ゆっくりと迫られる。俺は思わず後ずさって窓際の棚に手をついた。 先輩の指が頬を撫でる。
「わっ、すべすべだー。かわいいねー虎くん。」
「あ、いや、その…戸惑います、先輩。」
「虎くん胸も大きいね、触っていい?」
だめかな? 上目遣いで尋ねる先輩はやっぱり美人で、でも言ってることは極めておかしい。 そんなもん駄目に決まってる。
「まぁいいや、触っちゃえ」
「えっちょっ、はあぁ!?」
服の上から服に手を置く。先輩はむにゅ、と指を沈み込ませた。
「んふ、やっぱり柔らかい。どう?感じる?虎くん。」
段々と、先輩の手が強くなっていく。思わず声が出そうになって、俺は慌てて口を押さえた。
「ん、ぁ、先輩、ちょっ、やりすぎ、」
「ブラジャーしてないねー。ま、当たり前かー……虎くん、こっち見て。」
先輩は甘い声を出した。戸惑いながらも言う通りにする。 と、次の瞬間、視界が一気に塞がれた。
え、……キス、された?
ぬるり、と舌が入り込んでくる。俺は完全にパニックになった。
胸は相変わらず揉まれっぱなしで、先輩はキスが巧くて、どんどん力が抜けていく。体を支えきれなくなって、俺はずるずると床に沈んだ。
上に乗られる。先輩はキスをしながら俺の学ランを脱がせた。手首の当たりで止まる。 先輩の手が、また胸に戻る。
ふっ、んっ、ふぅ。 先輩の吐息が何だかえろくて恥ずかしい。 ちょっと待て俺このままだと勃つ、とそこで思い出した。俺今ないんだった。
唇が離れる。 俺は息をつきながら尋ねた。
「せ、せん、ぱい………あの、なんでいきなり、」
「食べたくなっちゃった。だって虎くん、甘そーなんだもん。」
十緒美先輩はそういうと、スカーフを外しセーラー服を脱ぎ捨てた。ブラジャーを外す。
「ちょっあ、それはさすがにまずいですって!!」
「何いってんのー虎くん。せっかくの機会なんだし、女の子のきもちいいトコ……全部君に教えたげるよ。」
いっいやですって!! 拒否を示したが意味がなかった。ズボンが少し下ろされて、Tシャツをまくり上げられて。
「えっあの先輩、何する気で」
「ふふ、舐めちゃおうかなって。」
「なんでですかぁっ!!」
むき出しの胸に先輩は唇を寄せて、吸い付いた。 んぁ、ぁ、こ、これはちょっと、
「あぁ、ぁ、ひゃ、せんぱ、やめっ、んぁ、ちょ、ちょっと、」
「んふ、虎くん声かわいー」
「あっ、や、声とかっ、いわないでくださ、ひあぁっ!」
理性が飛ぶ。舌が、唇が、すごく熱くて、気持ちよくて、やば、まって先輩、あの、俺、おかしくなり、そ、
「どう?濡れてきた?……あっ、すっごい濡れてる。」
下着の中に指が入って、滑り込む。 当たり前です、と、俺は涙目で返す。
「女の体、なん、て、なったことな、」
「ふふ、やっぱ気持ちいーんだ?」
ココ、いじってあげよーか?


「そんなこと、しちゃ、だめで、」
「どうして?苦しいでしょ? 早く楽になっちゃいたいでしょ?」
「で、でもっ、そんな、の」
虎くんが薄く目を開く。とろとろだ。かなり意識飛んでるねーこれは。 オレンジの瞳が潤んでる。ジャムみたい、かわいい。
「何でー?私とじゃシたくない?」
「ちっちが、そ、そうじゃなくて……」
「じゃあ何でだめなのー?」
いじ、わる、いわないでください。 虎くんは泣きそうな顔で言う。イイね、もっと困らせたい。
「分かんないなー?ちゃんと言ってくれないと、私がシたいようにシちゃうよー」
する。人差し指を入れる。 虎くんは嫌がって暴れたけれど、さっきの学ランが手錠の役割を果たしてくれて、好きにいじくることができた。
「んっ、あぁっ、んぁ、せ、せんぱ、」
「声、もっと聞かせて?」
くい、くい。第一関節を曲げてなぞる。 びくびくと虎くんはその身体を震わせた。
「あっ、やぁっ、ひっあ、せんぱ、せんぱい、ごめんなさっ、やぁっ、ふく、き、きます、きるから、ひぁぁっ、」
「今さら遅いよー……私も、濡れてきちゃったし。」
虎くんの片腕を学ランから引っ張り出して、腰の辺りに連れて行く。途中で意図に気付いた虎くんは必死に首を振ったけど、そんなの無視してしまえばよかった。
触れた瞬間、虎くんは気まずそうに目を伏せて。 ね?濡れてるでしょ? はい。小さな声。
「虎くん、指、入れてよ。」
「っ、へ?」
イヤ? 聞きながらまた中をいじくると、虎くんはぎゅっと目をつぶった。
やばい、かわいい。いじめたくなっちゃって、何度も何度もしつこく尋ねる。 いや?いやなの?虎くん、答えて。 まさぐりながら、何度も、何度も。
「あぁん、ふぁっ、ひぅ、や、い、いや、」
「いや?どうして?」
「だっ、だってぇ、ふぁん、ぁ、せんぱい、やっ、やぁ、」
「言ってくんなきゃ____ね?」
そんなにいやなら、私が代わりに入れたげるよ……虎くん。
指をもう一本、虎くんの中に入り込ませる。いつの間にか自由になった両手で、虎くんは私にしがみついた。
「せ、せんぱ、い、せんぱい」
「ふふ、どしたの?虎くん。」
「ごっ、ごめんなさい、いう、こと、きかなくて、うぁ、んっ、もうやめ、て、ください、やだ、せんぱい、や、ぁ、」
「私、怒ってる訳じゃないんだよ?虎くん。」
もう、かっわいいなぁ。君が悪いんじゃなくて、むしろ謝るべきは私の方だ。やめる気なんてさらさらないけど。
「ふぁぁっ、ひ、ぁ、っ、んぅ、ぅ、やだ、やだぁ、せんぱい、」
ぐすぐすと、虎くんは泣き出してしまった。ごめんねーとは、思うんだけど………余計に、いじめたくなってしまって。
「泣かないでー虎くん。そんなにつらいの?」
「っ、ぁ、やだ、せんぱい、もう、くる、し、」
「そう……じゃあそろそろ、ラクにしてあげる。」
スカートと下着を脱ぐ。虎くんのも脱がして、静かに腰を押し付ける。
「ぬるぬるしてる、ね」
「やっ、やだ、せんぱい、おねがい、そんなこと、やだ、やだ、」
虎くんはかたかたと震えていて、それが快感のせいか恐怖からなのかは分からなかった。 私はすがりつく虎くんの頭をポンポンと撫でながら、すりつける。
「ひっ、ひぁあああっ、やっ、んあぁっ、ふあ、」
「んぅ、んっ、っぁ、っふ……きも、ちい、ね?とらくん。」
答えは返ってこない。そんな余裕はないらしい。ふれあってる気がしないくらい、愛液が溢れてて、私もおかしくなりそうだ。
水音がひどい。ぐちゅぐちゅっと、ぬちゅぬちゅと、はっきり聞こえる大きさで響く。虎くんの声がかわいらしい。きもちいい、イきそう。
「んぁあっ、ん、そ、ろそろ、イキ、そ……虎くん、は?」
「ふぅ、ぁ……も……むり、で、……す…………」
瞳を覗き込む。焦点が合ってない。唾液が口の端を伝っていたので舐めとってあげた。湿った息が漏れる。
「___一緒に、イっちゃおうか。」
ぐっ、と一際強く押し付けて擦りあげた。
びくっ、と大きく身体が震える。なんどかそれを繰り返すと、虎くんの身体から力が抜けた。
「ふっ、ぅん……虎くん、ちゃんとイけた?」
「ふぁ……ぁ………はい…………」
「そう、よかった。虎くん、女の子の身体はどーだった?____虎くん?」
返事がない。耳に神経を集中させると、彼の寝息が聞こえてきた。気を失ってしまったらしい。
「___かぁわいい。」
ふふ、早く服着せてあげないと。何もなかったみたいにして。 彼にバレたらまずいことになる。
に、しても。 本当この子色っぽいなー。



「和弘くんが犯すのも分かるよ。」

十緒美先輩マジ………にょたはえろいですな。

2010/01/17:ソヨゴ


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