milk



 凶暴に荒れ狂う嵐を暖かで安全な部屋から完璧な窓ガラス越しに眺めている。今、私は。その様は言うなれば、喫茶店の片隅で喚く女性を見守りながら抹茶のシフォンケーキなんかを頬張る休日に少し、似ている。私は、お風呂上がりの身体に淡い紫の部屋着を纏い、キッチンにいた。ネット通販で買った部屋着だ。広く開いた襟ぐりに控えめなフリルがあしらわれ、胸元の、ぴったり真ん中に、サテンのリボンが飾られている。リボンはクリィム色。サイズは、ミツバチが翅を開いた程度。部屋着はタオル地で肌に優しい、……ふと、雫が流れ落ち胸の谷間を伝っていく。肌に吸い込まれてしまう。私はその感覚を、心地良く思った。
 雷雨。また嵐が来た。遠雷が鳴る頃に、私の兄は帰ってくる。明日、兄はリビングで白い木製の椅子に座って、やあしばらく、と言うだろう。私はそんな兄のために、ミルクティーを入れる練習をしている。
 兄が好きだったのは英国式のロイヤルミルクティー。温めたミルクで茶葉を出す、本格的で、少しめんどうなやつ。私は温度やタイミングを試し、兄が好んでいた味を再現しようとする。うまくいかない。ただ徒らにキッチンが香り高くなってゆく。兄は、穏やかな人だったから、仮令私が泥水をティーカップに注いだとしても私を責めはしないだろうが、不器用な人でもあったから気持ちを隠すことも出来まい。彼の、伏せ気味で薄い瞼をじっと見つめればすぐ分かる。私の入れたミルクティーが、彼を喜ばせたか、そうでないかは。
 ガラスに遮断されてなおキッチンをつつむ雨音に、優しい、少年少女の声が、ひそやかに混ざり込んでいる。一続きのリビングから漏れ聞こえているものだった。リビングでは、小さな画面が、一つの映画を再生している。フランスの映画。兄がよく観てた、美しいけれど難解な映画。バレリーナが題材なのだが筋らしい筋は無く、時折モノクロの幾何学模様に台詞が聞こえてくるだけのシーンが幾度か、挟まれる。台詞も、何がいいたいのやら、けれど兄は気に入ってしばしば会話に引用していた。私はそんな兄さまのささやかなウィットに気づくため、こうして毎年、見返している。
 兄がこの映画を見始めると、家族は示し合わせたかのようにリビングから消えていった。この映画は、「ひとりになりたい」と兄が願っている証しだったのだ。そもそも、芸術的なこと、――つまり無益で実体のないこと――に疎い人々、すなわち両親は、この映画を退屈がるから、兄がリビングで観ていても隣に座るひとはいなかった。 私は、別。
「紅茶でも飲むかい?」
 私が革張りのソファーに座る彼の隣に腰かけると、兄は必ずそう聞いてきた。私はいつもその一言で兄の気持ちを見極める。彼が、本当にひとりでいたいとき、私は隣にいてはいけない。兄が、一人になりたくて、独りになりたくないときは、私は傍にいるべきだった(私はもっぱら兄の声音で彼の気持ちを読み取っていたが、勧めてくる飲み物からも彼の心は読み取れた。紅茶以外は基本だめ。芯から冷えていくように寒い凍えるような冬の日だけは、ホットミルクでもOKだった。炭酸のときは機嫌が悪く、コカ・コーラのときは最悪。私は断って席を立つどころか謝罪する必要があった)。彼の苛立ちや安堵や不安をいつでも私は正しく汲み取り、消え、もしくは寄り添って、静寂(しじま)の内に其処にいた。そして、仮令留まるとしても、必ず紅茶を断って私は温かいショコラをいれた。決まって私が使ったのは、兄が誕生日にくれたマグ。シンプルなデザインで、白地に黒で細長く英字がプリントがされている。 LOVE=LIFE?
 最後の一粒が落ちる。私は、砂時計をしばし見つめてカップをそっとソーサーに置く。できうる限り優雅な手つきでポットを持って蓋を押さえる。兄は、見えないところにかけられた手間にきちんと気づく人だった。そういうものを重んじてもいた。兄はあらゆる“見えないモノ”を愛していた。
「見えないモノを見るために、必要なことが何か、分かる?」
 これは兄のお決まりの台詞。
「見えないモノは見えないのでは?」
「そうだね。視認することは出来ない」
「身体の中に、眼球の他に、モノを見る器官があるの?」
「君はどう思う?」
「無いと思うわ」
「間違いとも正しいとも言えるね」
「在るとしたら、それは“心”?」
「“心”? そうだね、詩人なんかや、鼻持ちならない気取り屋は、そう云うだろう。――君はどっちだ?――しかし、心は器官ではない」
「では、何ですか?」
「あれは機能だ」
 曰く。心は、前頭葉の機能。
「いいか、見るもの、聞くものを。僕らはありのまま受け取っている訳ではない、君ならば分かるね? 僕らの感覚を捩じ曲げているものは何か、すなわち脳だ。例えば君は、僕を見て人間だ、自分の兄だ、そう思うだろ? もしかするともっと他にも、知れば僕が傷付くような類いのことも考えているかな、まあいいさ、それはともかく、つまり君は僕そのものを見ることは決して出来ないだろう、人間として、兄としての僕以外認識できないだろう、こういった見目のこういったものは『人間』だという教養があるから君は人間を視認する、もし獣が僕を見たならば僕は『食料』に過ぎないだろう、地球からしたら『動物』で科学的に見れば『蛋白質』だよ、それだけじゃない、脳ってヤツは都合の悪いものは見ないんだ、自分なりに蓄えた論理とやらに合わないものは不都合だから見ない、だから、“見えないモノ”を見たいなら脳を停止させちまうことだ、そしたら僕らは角膜が映したままの世界を受け取る、脳が切り捨てた別の世界を目にすることが出来るだろう。不都合で、刺激的な世界を」
 兄は少し、何かにつけて、回りくどく言う悪癖があった。仕様がない。彼は哲学者だったし、彼自身が嫌悪していた詩人でもあったのだから。
 紅茶が冷めるのを待ってからその縁に唇を寄せる。ベージュに輝く液面にぼんやりと姿が映る、……及第点、ってとこかしら。90℃に温めたミルク、目安より少し多めの茶葉、砂時計は1/4(クォーター)、砂糖はティースプーンにひとさじ。明日も、上手に入れられるかしら。
 私は目を閉じ、そっと耳を澄ます。雨音はどこまでも激しく、それでいて、どこか哀しげだった。

 兄がいなくなったのは、今から五年ほど前の話。私は当時十四歳、兄は十八歳だった。兄は、吐く息が凍てつくほどに冷えきった真冬、失踪した。その日は雪が降っていて、いつまでも降り止むことがなく、永久に、たとえば二年後に空を見上げたときも変わらず降り続けているように、思われた、このまま真っ白に、街を染めあげてしまうのかしら、この街は雪に閉じ込められて眠りにつくのかな、お姫様みたいに。私は、兄の部屋に飾られていたスノードームを思い出した。私たちは本当はずっとドームの中にいて、今この街の持ち主が気まぐれにドームを振っただけのことなんじゃないだろか? 雪はちらちらときらめいて、兄さまみたく綺麗だったので、兄さまは雪になったのだと私は思い、今も思っている。兄さまは雪になり、春に溶けて水になり、夏に気化し雲になり、やがて秋の嵐となって私の元へ舞い戻る。
 兄は失踪したときの姿のままで私を訪ねる。制服を身に纏う、十八歳の青年のまま。私は兄の齢(よわい)を越え、それでもなお“妹”として彼を迎える。彼は、誰? 亡霊か、幻覚か、もしくは、――兄は“見えないモノ”になったのだった。私も脳を停止させれば、本当の彼が見えるだろうか。
 翌朝。兄は椅子に座って、やあしばらく、と微笑んだ。
「ミルクティー、いれてくれるかい?」
 私は頷く。キッチンへ向かい、白いミルクを温め始める。90℃。きっかり90℃。雪がそのまま溶けたかのように真っ白なミルク、彼は誰? 砂時計をひっくり返す、まだ砂は落ちきってない、兄は光の薄らいだフィルムのように透けていた。時間切れ? 兄が消えたら、私は? 茶葉は少し多めに。厭になってしまわない程度に。キッチンが濃く香り立つ中で砂はさらさらと落ちていく、真っ白な雪、真っ白な兄、真っ白なミルク、ミルク、ミルク、

その日、僕は妹を連れて森の中を歩いていた。樹々は枯れ、枝は葉むらの代わりに粉砂糖をまぶしている。空は薄く灰色に煙り、僕は新雪に傷をつけながら背徳的な想像をしていた、傷一つない肌に切っ先を埋めるような。しかし、雪にいくら傷をつけたって溶けたルビーは溢れてこない。
背後で妹が躓いた。僕は振り向いて彼女を見下ろし、大丈夫かい、と声をかける。彼女は無言で立ち上がり雪を払って、一つ頷く。僕は彼女の細い脚を見ている。なめらかだ。飴細工みたい。ひどく寒い日であったのに、彼女はショートパンツを履いていた。キャラメル色のコーデュロイ、裾に兎のファーがついている。ブラウンのダッフルコート、クリーム色のマフラー、耳あて(白兎の毛で作られている。妹にはやや大きすぎる)、耳あてと揃いで作られた白兎のブーツ。……似合ってる。妹の、桃の実ったような美しい頬を見て、僕の胸に苦い水が流れる。僕は自らの表情が変化する前に目を逸らした。 「疲れたかい。帰ってもいいよ」
「いいえ、兄さま。平気です」
僕もまた彼女がしたように、無言で頷いて道を歩いた。曇天のどこからか日が差し、雪はきらきらと照って眩しい。桃の実を思い切って齧ると、むき出しになった白い果肉がきらきらと光る、その様に似ていた。
妹は美しい。僕は妹に及ばない。
「兄さま、」
妹が僕の背に呼びかけ、僕は振り返る。彼女はしゃがみ、地を指差している
「苺」
見れば枯れた地の上に、雪に埋もれた濃い翠が在る。冬苺。彼女の瞳と同じ色をした赤い果実。僕からは見えないが、妹の目はその緑の中の沈んだ赤を映してるんだろう。妹の、大きな瞳が、一つ瞬く。粒子が散る。彼女の長い睫毛の上で光は弾け、そして消える。
「食べましょう」
とろけそうに甘い指先が、苺の、鬱鬱とした緑に触れて分け入る、赤い実を摘む。僕はきっと数秒後には僕の舌の上にのるであろう果実の冷たさを想像し、そっと××を抱く。君は知るまい。息を吐き、吸う、粉雪が、肺まで僕を冷酷にする、音は凍ってしまったようだ。妹よ、君は知るまい? 冬の日の苺のように、
「いいえ、」 彼女は云う。 「知ってるわ」
美しい、キミ。×××××。

「どうぞ」
「ん。ありがとう」
 兄さまは微笑んで、ティーに口をつける。瞼、
「……美味しいね」
 ――嘘。私の優しい兄さま。
「久しぶり、だね。妹」
「ええ。お久しぶり、兄さま」
「君は、見るたび綺麗になるね」
「兄さまは、変わらず美しいわね」
「『わね』? はは、――気味の悪い」
 戦慄。兄さまは、またティーに口をつける。
「雪の日を、覚えてるかい。妹」
「雪の日?」
「“僕ら”のいなくなった日さ」
 私は、ミルクティーを見つめている。口も付けずにただ。おぞましい、
「“僕ら”?」
「そう。ねぇ、あの日の君は、他のどの日より美しかったな。雪、曇天、……青ざめて、……赤、……」
「よく、わからないわ。私、」
「映画を観たいかい」
「……映画」
「そう。僕がよく見てた、バレリーナの」
「……ええ。とても」
「そう。なら、観るのはやめだ」
 兄の言葉とは裏腹に、フィルムは勝手に私の脳で回りだし、上映をはじめる。少女が、赤く染めたトゥーシューズを、

父さんは僕の小さな足にトゥーシューズを嵌め込んでいる。水色のトゥーシューズ。サテンの優美な、艶のあるリボン。四歳の僕は父さんに足を投げ出して座っていた。父さんは僕の右足に、リボンを丁寧に、巻いていく。冬の温度に染まったサテンは僕の脚もまた緩やかに冷やした。僕の未だ細い脚は、リボンをたっぷりと余らせる。父さんは僕の膝の辺りで少し大きめにリボンを結った。
父さんが僕の名を呼ぶ。
僕は、口を噤んで立つ。
膝丈の、シフォンスカートの、両端を摘んでお辞儀。
父さんは頭をもたげ、片膝をついて僕を見上げた。僕がじっ、と見返すと、父は目尻に皺を寄せ翠色の瞳を細める。父さんの目は泉。僕の顔しか映さない。でも、僕は構わなかった、父さんが欲しいのは愛や生命ではなくて、その澄んだ泉に映る形で、物。 “僕”じゃなく。
僕は決心をしかねてた。重くブランコが身を振るように。だけど幼き日の僕は、ためらいにスカートの裾を引っ張られながらも父に尋ねた。ブランコはまだ揺れていて、僕はそこから飛び降りた訳。
「父さん。女の子が、欲しかった?」
父の水面はひっそりと揺らぐ。泉に映る僕の青い目も、ゆらゆら揺れる。
「……いいや」
在るか無きかも分からぬ揺れを、波紋はたやすく、水面に拡げる。父さん、あなた、可愛い人。
「じゃあ、……僕が、女の子だったら?」
父さんはさっと目を伏せて、――僕のふくらはぎを捕らえ、――撫で、――リボンが微かに弛み、――冷え切って刃のような窓硝子の向こうで葉が散る、――濁りない青空、――戸の外は暗い、――輝きは、却って僕らの居場所を翳らせる、――父は、僕の脚に接吻した。
それが答えだった。

 昨日とはうって変わって、今日の空は雲一つない。けれど日差しは夏のものとは思えぬほどに淡かった。空の色もまた同様で、私は兄の瞳を思い出す。記憶の中で兄の目は空より淡い青色をしていた。アイスブルー。私の目は赤く、彼の瞳を見つめると私は不思議な気持ちになった。兄と私は、繋がっていない、私の赤がどう変化しても兄の青にはなるまいと思う、そうすると彼は何処か遠い、そして冷たい別の世界に、住んでいる人のような気がする。喩えるならノースポールの氷……私は不意に懐かしくなり、弾かれた拒絶の光、兄の青を、見ようとした。
 赤。
「ごっこ遊びは、楽しい?」
「……何のお話?」
「盗人め」
 兄は微笑む。赤い瞳で。私のような、私の、
 嫌。
 私は再び視線を落としミルクティーを見つめる。ティーは、穏やかに静まって日の光を照り返してる。私は、私の顔が液面に映らないことに感謝した。きっと気が狂ってしまう、もしそこに私がいなかったなら? もしくは、私じゃなかったら?
「兄さま」
「なぁに?」
「あなた誰?」
「僕は、君だよ」
「私?」
「そう」

(一人の青年が椅子に腰掛け、遠く窓の外を見ている。)
(青年は古ぼけた白木の机に肘をつき、指をくんで台にして、顎を載せている。)
(窓の向こうは、冬枯れ。雪曇りの空の下、不吉な匂いのする森が枯れ枝を晒している。)
(しかし甘い物をよく好む彼は枝枝にこんなことを思った、――ブラウニー。粉砂糖をまぶした。)
(青年は薄い瞼を下ろす。その眸に情景が浮かぶ。)

「……盗人って、何のこと?」
「そのままの意味さ」
「私が何を?」
「とっくに承知してるんじゃないのか」
「……盗人は、どちらなのかしら?」

(或る夜に。彼を目を覚まし、微かな声を捉えたのだった。)
(嵐が叫び雨が狂う中、その声は忍び込むように狭間を縫って聞こえてきた。)
(彼はその声を聞きたくなかった。穢らわしかった。妹の、……何をしているか分かっていたのに。)
(裏切り。)
(愛の破滅。)
(彼は目を開ける。浮かぶヴィジョンを消し去ろうとする。)
(しかし記憶は霧のごとく広がり、彼を放してはくれなかった。)
(彼は息苦しく思う。恐怖を抱く。逃げ道を探す。)
(手に取ったのは、机の隅に佇んでいたスノードームだった。)

 兄さまが私の手をとって、その細い指で書き付ける。 LOVE=LIFE? 私は、もう兄の顔を見ることが出来ない。何故ならそれは兄さまが、もう兄さまではないだろうから。
 “僕”が“僕”でないように。
「ごっこ遊びは、楽しい?」
「やめて、」
「女の子だったら、よかった?」
「やめろ、」
「“兄さま”。貴方、盗人ね」
「違う! お前だ、盗人は、盗んだのはお前じゃないか、」

(スノードームを軽く振る。ドームは、手の平にはどうにか収まるけれども、ずしりと重く、彼の華奢な頼りない手首はその重さで少し痛んだ。)
(ドームの中で、金色が舞って、きらきらとした粉雪がレンガの家の屋根屋根に降る。)
(ちらちら、まばゆい。雪煙の向こうに、妹の艶かしい肌が見える。あの日見た、)
(白く細い、――脚、――仰け反った喉、――乳房、――そして雨音に似て、どうしてもそうでない音、――)
(僕から、愛を奪い去ったもの。)

 僕は叫ぶように怒鳴って、立ち上がる。妹は、蔑むような慈しむような赤い瞳で僕を見つめる。ふと見ると、ティーカップの中身が真っ白なミルクに変わっている。穢れない冷たい色はカップの底から湧き出るように、何時しか溢れテーブルに零れる。
「兄さま」
 ミルク。雪が溶けたような、
「私、何処にいたと思う?」
 そのイメージは僕の頭蓋を満たしていく。満たしていく。満ちて、
「眠っていたの。いつまでも。貴方のスノードームの中で」
 気がつくと僕の両足はミルクに浸り、――いや、違うーー僕が溶けているーー僕がミルクにーー足下が消失し僕はバランスを崩す、テーブルに倒れる、妹は僕の襟元をぐっと掴んで引き寄せる。妹はテーブルに乗って、溶けていく僕に脚を見せながら、キスをした、僕は溶けていく、妹の赤い唇が真っ白な僕を飲み込んでいく。僕は、彼女の唇の端から零れる、雫になる、顎を伝い、首筋を伝う、嗚呼、

(青年はスノードームを置いて、引き出しから羊皮紙を取り出す。)
(インクの蓋を外し、丁寧に、音もなく羽根ペンを取る。)
(青年が微笑して、ペン先を紙に触れさせたとき、雨がざあっと窓を叩き、彼は顔を上げた。)
(青い目だった。)



 胸の谷間を伝っていく。肌に吸い込まれてしまう。僕はその感覚を、心地良く思った。
変わった話なので、サンプルには適さないかもしれないですが。短編集のサンプルです。

2012/11/23:ソヨゴ
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